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9/5 シングルス・ミックス 決勝 @野田

☆シングルス

・かのん

決勝0-2(1-6,3-6)

3年ぶりに野田で女子シングルス決勝が行われ、第2シードワンノアのあいかさんが前年優勝第1シードのかのんを6-1,6-3のストレートで下し3年ぶり2回目の優勝を果たした。

 

かのんは準決勝でSLあやかを、あいかさんは決勝までにあやねさんエリヤさんをそれぞれストレートで下し、両者1セットも落とさず決勝まで勝ち進んだ。

女子ダブルス準決勝でかのんあやねペアはあいかみゆペアを破った勢いで優勝。かのんは2年連続二冠を目指す。あいかさんはダブルスの雪辱を果たすべくシングルスでの栄冠を狙う。

あいかさんは持ち味のフォアの強打を生かす組み立てでウィナーを量産していく。ラリーを得意とするかのんはスピンを主体とした展開で相手のミスを引き出す。

 

 

試合序盤、あいかさんは強打を武器に試合を進めようとするもののフォアのミスが続出し1stゲームを落とす立ち上がり。

初対戦の両者は強打や弾道自在のスピンボールにそれぞれ苦しみ、短いラリーはあいかさん、長いラリーはかのんが支配する展開が続く。

 

スピンボールに慣れ始めたあいかさんの強打がかのんの固い守備を打ち崩し始め、かのんから1-3で迎えた第5ゲーム。早いミスが3本続きあっさりキープを許して1-4とされる。

第6ゲームは30-0と先行するも、2回のデュースの末あいかさんの強打やドロップショットを適宜織り交ぜた攻撃や2連続ウィナーで再びブレークを許し1-5。勢いそのままに31分で1stセットを先取される。

 

1stセットは6回以下のラリーをあいかさんは25本、かのんは13本取得し、7回以上は9対10と序盤の長いラリーでの支配を続かせることができなかった。

あいかさんがリスクを冒してアグレッシブに攻めていく分、ミスはかのんの方が21対15と少ない。ウィナーの数は10-0と大差がついた。2ndセットはかのんがいかにあいかさんにミスを強いれるか、生命線であるミスの少なさを改善できるかが課題になる。

 

 

2ndセットは1stセット同様の展開で1-3。あいかさんのフォアのエラーでポイントを重ねるも強打の前にブレークを許したりかのんの我慢によってあいかさんのミスで得点を積み重ねたり苦しい展開が続く。ただ、第3、4ゲームで今試合初のウィナーやポジションをベースライン付近に上げてライジングで取るなど変化を加えた。

あいかさんのリターンミスやかのんの時折混ぜる低弾道の強打による緩急が功を奏し、カウントを3-4とする。迎えたリターンゲーム。あいかさんの連続エラーで15-30のチャンスを掴むも、次はかのんのミスが連続してしまい結局このゲームを落とし3-5とされてしまう。ここまで強打を凌ぎ続け、1stセットよりもミスを減らしていただけにこのゲームを落としたのが痛手だった。走らされていただけに体力的にもタフな時間帯だった。バック狙いや無理をさせる組み立てで反撃を図るものの万事休す。

 

あいかさんは1年時の優勝からの2度目の優勝によりシングルスの勝率は100%でラストイヤーを飾ることとなった。かのんは去年のシングルス、ミックスのタイトルに加え今年ダブルスを制したことにより2年生で全種目の優勝を経験することになった。来年は三冠目指して頑張れ🫶

 

 

あいか 【6-1】 かのん

70% 1st IN 77%

57% 1st won 40%

67% 2nd won 25%

79% serve 返球率 81%

1 DF  2

21(F15・B6)  凡ミス 15(F10・B5)

10(F8・B2)   Winner  0

25  6回以下points won  13

9  7回以上points won 10

1/2  net points won  0/1

36/59   TOTAL 23/59

 

 

あいか 【6-3】 かのん

70% 1st IN  70%

56% 1st won 55%

28% 2nd won 18%

90% serve 返球率 87%

0 DF  1

24(F18・B6) 凡ミス 10(F3・B7)

12(F10・B2)  Winner   2(B2)

18  6回以下points won 14

17  7回以上points won 15

1/3  net points won  0/0

35/64  TOTAL   29/64

 

 

☆ミックス

・あやねりく(SL)

決勝2-0(6-3,6-2)

りくあやねvs.くにみゆ

2-0(6-3.6-2)

 

ソフィアオープン2022のラストマッチとなるミックス決勝は、りくあやねペアがSLのくにひろみゆペアを6-3.6-2のストレートで勝利しダブルスとの二冠を達成した。

 

大熱戦が繰り広げられた男子シングル決勝の興奮冷めやらぬ中、ミックス決勝に初めて進出した両者は見事なプレーを見せた。

 

強力なサービスを誇るりくは1stゲームを難なく取る立ち上がり。およそ4時間に及ぶ大激戦直後のくにひろさんは疲労の色を見せながらもサービスキープに成功。1-1で迎えたあやねさんのサービスゲームをりくのポーチによりキープし、みゆさんのサービスゲームをあっさりブレークに成功し流れに乗る。あやねさんの安定したラリーやりくの強力なサービスやネットプレーで点を重ねていく。5-3で迎えたサービスゲームを4連取でピシャリと締め1stセットを先取。

 

くにひろみゆペアは1stセットのサービス返球率が40%を記録し、くにひろみゆペアはあやねさんの1stサーブ率やりくの緩急をつけた圧倒的なサービスの前に倒れた。両者ともエラーの数が目立つ。リターンミスやフリーポイントが1stセットの内容の大半を締めているため、女子ラリーの中での積極的なネットプレーも適宜織り交ぜていきたいところだ。

 

 

0-1で迎えたりくのサービスゲーム。40-0から40-40に持ち込まれるものの5回のデュースの末あやねさんのボレーによりキープに成功。その後のみゆさんのサービスゲームをダブルフォルトによりブレーク。あやねさんのサービスゲームは1stを全て入れることに成功しすんなりキープ。3-1と二冠に向けてラストスパートをかける。

 

くにひろさんサーブで迎えた第5ゲーム。くにひろさんのエンジンが再びかかり始めフリーポイントやりくへのストレートアタックにより2度のデュースの末キープされる。みゆさんのボレーも徐々にコントロールされ始めあやねりくペアは無理を強いられる場面が増えた。しかし、この試合で光っていたのはりくあやねペアのキープ力。りくは0-1で5回ものデュースに及んだサービスゲームの不安を全く感じさせず、圧巻の4連続サービスポイントにより4-2と差を広げる。みゆさんのサービスゲームもブレークに成功し、チャンピオンシップポイントでは冴え渡っているあやねさんのサービスで6-3.6-2のストレートでりくあやねペアは二冠を達成!!

りくあやねさんおめでとう!来年は三冠!

 

オープンは西日本勢が本当に強いですね(アセアセ

東日本の皆さん、頑張りましょう💪🏾

 

 

りくあやね【6-3】くにみゆ

67% 1st IN 50%

72% 1st won  50%

88% 2nd won  89%

68% serve返球率 40%

2 DF 1

13 error 14

3 winner 4

27/47 TOTAL 20/47

 

りくあやね【6-2】くにみゆ

82% 1st IN 71%

68% 1st won  64%

60% 2nd won  50%

69% serve返球率 66%

2 DF 6

11 error 10

7 winner 7

39/69 TOTAL 30/69